「国鉄伊勢線」の歩み紹介 「撮り鉄」酒井さん記録写真展 亀山

【鉄道記録写真展を開いた酒井さん=亀山市東御幸町のSC「亀山エコータウン」で】

【亀山】中学時代の昭和44年から「撮り鉄」として鉄道の写真を撮り続けている酒井香さん(70)=三重県亀山市北山町=の鉄道記録写真「国鉄伊勢線から伊勢鉄道へ」の写真展が1日から、同市東御幸町のショッピングセンター「亀山エコータウン」で始まった。6日まで。午前10時―午後7時(最終日は午後5時)。

酒井さんは、中学生の当時からフィルムカメラを持って県内外の列車や駅などを撮り始め、撮りためた鉄道写真は約1万枚。写真には、一枚ずつ場所と年月日を入れ保存している。

写真展は、四日市から津市までの伊勢湾沿いを走る当時の「国鉄伊勢線」が9月1日で開業50周年を迎える記念と、同線が昭和62年の国鉄民営化に伴い第三セクター方式の「伊勢鉄道」に継承された歩みを写真で紹介。津駅であった開業式や特急「南紀」、快速「みえ」などの写真計78点が並ぶ。

定年退職後、3年前から伊勢鉄道鈴鹿駅で働いている酒井さんは「昭和から平成、令和の情景を写真から味わってもらえれば」と話していた。