フィルム写真に独自の世界観 桑名で竹中さん作品展

【自慢のフィルム写真を紹介する竹中さん=桑名市南寺町のギャラリー寺町で】

【桑名】三重県桑名市の竹中長彦(おさひこ)さん(69)が、フィルムカメラで撮影した写真を集めた作品展を同市南寺町のギャラリー寺町で開いている。10日まで。4、5の両日は休み。

竹中さんは、同市で仏壇の製造販売などを手がける「竹中佛壇店」の2代目。20歳のころ、市内の写真同好会に入ってカメラを始めた。公募展などにも出展し、さまざまな賞を受賞していたが、33歳で家業を継いだのを機に、カメラを辞めた。

1970年中頃から80年代中頃に撮影した写真の中から35点を選び、展示した。名画をイメージして撮影したという作品や、マネキン人形を使った斬新な写真もあり、独自の世界観を表現している。

竹中さんは「こだわりを持って撮影した。懐かしくもあり、今の時代とマッチして、新しさを感じてもらえると思う」と話した。