23日に「彼岸花映画祭in津」 三重大会場に小津安二郎映画上映

【「第9回彼岸花映画祭in津」のチラシ】

【津】三重県ゆかりの映画監督、小津安二郎を顕彰する「彼岸花映画祭in津」(同祭実行委員会主催、伊勢新聞社後援)が9月23日午後0時半―同4時50分、津市栗真町屋町の三重大学三翠ホールである。入場無料で事前申し込み不要。

小津作品などを中心に上映し地域文化の振興を図ろうと有志でつくる実行委員会が開き9回目。

3部構成で第1部「映像を彩る作曲者たち~ベートーヴェン&久石譲、斎藤高順」は同大名誉教授のピアニスト・兼重直文氏と、同大教育学部卒で新日本フィルハーモニー交響楽団ビオラ奏者の吉鶴洋一氏が映画音楽を演奏。第2部では同祭実行委員会の岩間知之事務局長による映画解説、第3部は小津安二郎監督、原節子・笠智衆ら出演の映画「東京物語デジタル修復版」(1953年松竹モノクロ作品、135分)を高画質、高音質のDCP方式で上映する。

岩間事務局長は「第1部は両氏が演奏する『東京物語』や『彼岸花』など小津の映画音楽もある。生で聞ける貴重な機会なのでぜひ会場に足を運んで」と呼びかけている。問い合わせは同事務局=電話090(3389)1454=へ。