お供え物の菓子、伊勢市社協へ寄付 玉城町の大佛山幸福寺 三重

【供え物の菓子などを社協の宮崎会長に届けた永田副住職(右)=伊勢市御薗町の市社協本所で】

【伊勢】三重県玉城町の大佛山幸福寺は31日、供え物の菓子などを地域の子どもたちに役立ててもらおうと、伊勢市の市社会福祉協議会に贈った。

水子供養や安産祈願で知られる同寺は、子ども向けの菓子や玩具などが数多く供えられるため、供え物を無駄にしないよう、令和2年から、年に数回、社協に寄付を続けている。

同市御薗町の市社協本所で贈呈式があり、永田意頼副住職(34)らが、お盆期間などに供えられたスナック菓子やビスケット、幼児本、パズルなど段ボール9箱分を届けた。寄贈品は、市の児童館などのイベントで活用される。

受け取った社協の宮崎吉博会長は「物価高騰で、菓子も高価になっている。子どもたちが喜ぶ姿が目に浮かぶ」と感謝した。

永田副住職は「お供えされた方の子を思う気持ちを大切に、地域の子どもたちにつなげたい。有効に活用してもらえたら」と話した。