創業セミナーなどで協力 県信用保証協会、三重調理専門学校と覚書

【覚書を手にする稲垣会長(左)と岩本副校長=津市桜橋の県信用保証協会で】

【津】県信用保証協会(津市桜橋)と大川学園三重調理専門学校(同市大谷町)は29日、同協会で「連携・協力に関する覚書」を締結した。両者が連携して学生の創業マインドを醸成し地域経済の振興につなげる。期間は同日から令和6年3月末まで。1年ごとに更新する。

創業・起業、企業経営にかかる啓発や相談▽産業人材の育成―などについて互いに連携しようと同協会が呼びかけた。具体的にはキャリア教育への同協会の講師派遣や創業セミナーの開催などで、同協会と専修学校との覚書締結は令和4年3月の旭美容専門学校(津市)以来2例目。

締結式には稲垣清文同協会会長(68)、同校の大川将寿校長代理の岩本岳副校長(51)らが出席。

稲垣会長は「締結により地域経済を担う有為な人材育成に一役買わせていただきたい」とあいさつした。

岩本副校長は「これまで創業の授業は全くしておらず締結で学びが広がる。セミナーを受けることで創業へのハードルが下がり学生が興味を持てる」と期待した。

本年度は令和6年2月に同協会による創業セミナーを予定し、同協会の支援を受け独立した同校卒業生がゲストスピーカーを務めるという。