「食品ロス」で意見交換 亀山高生ら、市の環境課職員招き 三重

【市職員(左側)から「かめやまタベスケ」について説明を受ける生徒3人(右側)=亀山市本町1丁目の県立亀山高校で】

【亀山】三重県立亀山高校総合生活科3年生3人は29日、亀山市本町1丁目の同校に市産業環境部環境課職員2人を招き、「食品ロス」について意見交換した。

生徒らは本年度、課題研究「食品ロス」について取り組んでいる。3学期には、これまで調べたことなどをまとめた研究成果を発表するという。

市職員は市が取り組む食品ロス削減マッチングサービス「かめやまタベスケ」を説明した。市内の協力店舗と市民らが登録し、店舗はその日売れ残った食品や賞味期限・消費期限が迫った商品の情報をウェブ上で知らせ、安く提供する。市民らは商品を購入し、食品ロスに貢献する。

7月現在、協力店はパンや酒、贈答品店など5店舗、市民らは796人が登録している。県内では亀山以外に同様のサービスを桑名、伊勢、志摩の3市が実施している。

3年生の佐敷そらさん(17)は「自分自身、料理をする時は、食べきれる分しか調理しません。買い物も無駄な食材は買わないように心がけています」「もっと多くの店舗が『タベスケ』に登録してもらえる手法を皆で考えたい」と話した。

市環境課職員は「若い人らの意見を参考に、登録店舗数の拡大に向け、努力します」と語った。