三重県勢、アーチェリーとホッケーは本国体に進めず 東海ブロック大会

【アーチェリー成年女子県代表として国体東海ブロック大会に臨む近大4年の眞弓怜奈(左端)=27日、志摩市志摩町の志摩総合スポーツ公園で】

10月開催の特別国民体育大会「燃ゆる感動かごしま国体」の地区予選を兼ねた国民体育大会第44回東海ブロック大会は25―27日、県内でアーチェリー、ホッケーが行われ、三重県勢はいずれも本国体に進めなかった。

アーチェリーではユニバーシティゲームズ(7月・中国)女子団体8位メンバーの眞弓怜奈(近畿大)=四日市四郷高出身=らで構成する成年女子が今年度世界選手権(7―8月・ドイツ)の代表2人を擁する静岡に一歩及ばず2位。ホッケーは成年女子が静岡を破って決勝に進むも岐阜に優勝を阻まれた。

鹿児島国体の開幕は10月7日。9月16日から24日までは会期前実施競技として水泳、体操、レスリングなどの競技会が予定されている。

眞弓、健闘も届かず ハイレベル争いのアーチェリー成年

○…現役ナショナルチームメンバーが勢ぞろいの一方、本国体の出場枠は男女とも東海4県中上位1県のみというハイレベルな争いになったアーチェリー成年。県勢は近大4年の今年初めてナショナルチーム入りの眞弓怜奈を擁する成年女子が静岡に続く2位で惜しくも本国体出場を逃した。

○…四日市四郷高で競技の基本を身に付け、近大で大きく飛躍した眞弓は、大学の先輩で、今年8月の世界選手権準々決勝進出の杉本智美(静岡)に食らいつく健闘を見せたが、残り2エンドで点数を伸ばせず、個人の最終順位も杉本と16点差の4位。「最後に順位を意識してしまった」と悔しそうだった。