背割堤の風景を捉えた力作 桑名で岩田さん写真展 三重

【作品を紹介する岩田さん(右)=桑名市大仲新田の川スミメガネ本店で】

【桑名】三重県桑名市千代田町の岩田一さん(72)の写真展「背割堤(せわりてい)の自然」が、同市大仲新田の川スミメガネ本店ギャラリーで開かれている。31日まで。

木曽川と長良川の二つの大河川を分流するため、明治時代に設けられた延長約12キロの堤防、背割堤。岩田さんは1年前から足しげく背割堤に通い、撮影を続けてきた。会場には、朝焼けの空と川面、桜並木と菜の花など、背割堤の風景を捉えた力作18点が並ぶ。

撮影した写真は、伝統工芸品の伊勢和紙にプリントして展示した。岩田さんは「和紙に印刷すると、絵画のような写真になる。その柔らかな色合いを楽しんでもらえたら」と話した。