五輪メダリストの池谷氏招き体操教室 亀山、親子170人参加 三重

【親子に柔軟体操「長座」の指導をする池谷氏=亀山市野村2丁目の市西野公園体育館で】

【亀山】亀山ライオンズクラブ(桜井章会長)は26日、三重県亀山市野村2丁目の市西野公園体育館に元五輪メダリストの池谷幸雄氏を招き、親子体操教室を開催した。市内の親子84組計170人が参加した。

同教室は、同クラブが掲げる青少年健全育成の一環。夏休み期間に合わせて、親子の触れ合いを通じて、コミュニケーションを育むのが目的。池谷氏による教室は4年ぶり2回目。

池谷氏はソウル、バルセロナ五輪の体操種目でメダルを獲得。現在は、スポーツ振興や子どもたちの教育問題にも取り組むなど幅広く活動している。

参加者らは、池谷氏から「年齢とともに体は硬くなります」といい、「毎日、柔軟体操をすることで、筋肉をほぐし体が柔らかくなることで、健康につながります」と説明を受け、基本的な柔軟体操や、親子が協力し、膝を伸して座り上体を前に倒す「長座」や「手押し車」などで汗を流した。母親と参加した市立亀山西小4年生の平野杏奈さん(10)は「3歳から新体操を習っているので、教えてもらった動きを楽しく学べた」と笑顔で話した。桜井会長は「多くの親子に参加していただき、皆さん楽しく体を動かしていた。いい夏休みの思い出になったのでは」と見守っていた。