ユリやツタなど色彩豊かに描く 伊勢で森本さんが初個展 三重

【初個展を開いた森本さんと色彩豊かな油絵=伊勢市宇治今在家町の「茶房山中」で】

【伊勢】三重県伊勢市宇治今在家町の「茶房山中」で、津市長岡町の絵画愛好家、森本香さん(60)の初個展「花占い」が開かれている。9月30日まで。木、金曜日は休み。

子どもの頃から絵を描くことが好きだった森本さんは、約20年前から津市の鎌田美術研究所に通い、本格的に絵を始めた。画家で講師の鎌田悦男さんの指導の下、身近にあるものを題材に楽しみながら作品制作に取り組んでいる。

会場には個展に向けて制作した油絵のほか、これまで描きためた作品の中からお気に入りを選び、計17点を出展。つぼみから開花までを描いたユリ、鮮やかな色彩が目を引く月光に照らされたツタ、優しい色合いで仕上げたアンスリウムやドクダミ、ビン玉から着想を得て抽象的な表現で描き上げた作品などが並ぶ。

森本さんは「自分の好きな色を組み合わせて描いたので、楽しみながら見てもらいたい」と話していた。