一般会計2億5326万円増額 四日市市が8月補正予算案 三重

【四日市】三重県四日市市は22日、本年度8月補正予算案を発表した。一般会計は2億5326万9千円の増額補正で、補正後予算額は1334億5287万7千円。29日開会の市議会定例会に、補正予算案を含む17議案を提出する。

主な事業として、県との協調による物価高騰対策として、介護保険サービス事業所、障害福祉サービス等事業所などに対する電気・ガスなどの高騰分の支援に1億5232万円、市内の交通事業者に対する燃料費高騰分の支援に1200万円、配合飼料価格安定制度に加入する畜産農家に対する飼料価格高騰分支援に2060万円。市独自の同対策として、市奨学金の募集人数を50人から100人に拡大する費用に225万円を計上する。

国補助のスマートシティ実装化支援事業に選定されたことに伴い、スマートリージョン・コア推進協議会の関連予算として2億3450万円を計上。債務負担行為として、令和6年度から新たに帯状疱疹ワクチンの接種費用の一部を助成する事業を開始するため、帯状疱疹ワクチン公費助成システム改修業務委託費を396万円追加する。

令和4年度決算報告では、特徴として、市税収入は前年度比0・2%減の721・2億円となったが、引き続き700億円を超える高い水準にあること▽市債の年度末残高は1378・2億円となり、平成16年度末の2480・0億円をピークに年々減少を続けていること▽基金残高が575・1億円となり、財政調整基金、都市基盤・公共施設等整備基金、アセットマネジメント基金のいずれも増加したこと―なども発表した。