F1「ロータス ホンダ 99T」展示 新名神・鈴鹿PA 三重

【展示されたF1マシン「ロータス ホンダ 99T」=鈴鹿市山本町の新名神高速道路鈴鹿パーキングエリアで】

【鈴鹿】三重県鈴鹿市と中日本高速道路名古屋支社はこのほど、同市山本町の新名神高速道路鈴鹿PA「PIT SUZUKA」の地域資源PRコーナーで、F1日本グランプリが鈴鹿サーキットで初開催した昭和62年に参戦したF1マシン「ロータス ホンダ 99T」一台を展示した。11月30日まで。

展示車両は黄色の車体が目を引くマシン。同年、日本人初のフルタイムドライバーとしてデビューした中嶋悟氏がハンドルを握り、6位入賞した貴重な1台。中嶋氏はチームメイトのアイルトン・セナとともに戦った。

展示を通じて9月24日に鈴鹿サーキットで決勝を迎える「F1日本グランプリ」の開催気運を盛り上げるのが狙い。マシンはホンダコレクションホールから借り、車両選定や紹介パネル作成はNPO法人鈴鹿モータースポーツ友の会が協力した。

担当の商業観光政策課は「鈴鹿が世界に注目され始めた年のマシンを懐かしんでもらうとともに、ことしの日本GP観戦のきっかけにしてもらい、鈴鹿の魅力にも触れてもらえれば」と話した。