亀山の浄源寺で勤行式 子どもの成長や家内安全願う

【山田住職(中央)により執り行われた勤行式=亀山市本町4丁目の浄源寺で】

【亀山】三重県亀山市本町4丁目の1―4地区の自治会連合会(鶴田一博会長)は20日夕、町内の浄源寺(山田孝彦住職)で、地蔵尊の勤行式を執り行った。鶴田会長ら関係役員ら計20人が参列した。

地蔵尊は、明治31年に町内の旧東海道沿い東の鳥居に奉納された後、大正初期に同寺に移転。以降、同寺の境内で、子どもの成長や家内安全、日頃の感謝を願い毎年、勤行式を行っている。

この日の勤行式は、山田住職の読経とともに、参列者が順次、地蔵尊に焼香し手を合わせた。また、境内の一角では、子ども対象の金魚すくいやかき氷、綿菓子の販売などもあった。

鶴田会長(53)は「大正初期から受け継ぐ勤行式を、今年も無事終えることができました」とし、「この伝統行事を絶やさず、守っていきたい」と話していた。