夜空を彩る1万発 亀山市関宿納涼花火、観客5000人魅了 三重

【夜空を彩る「関宿納涼花火大会」=亀山市関町木崎の鈴鹿川河川敷で】

【亀山】三重県の亀山市観光協会(伊藤峰子会長)が主催する「第30回亀山市関宿納涼花火大会」が19日夜、同市関町木崎の鈴鹿川河川敷であり、観客約5千人が夏の夜空を彩る約1万発の花火に魅了した。

同大会は昨年に続き、会場への入場を有料化したが、飲食を販売する屋台の出店は可能とし、コロナ以前のにぎわいを取り戻した。

伊藤会長は「亀山商工会議所青年部が企画した花火大会を、皆さん楽しんであすへの希望につなげてください」とあいさつした。来賓あいさつで櫻井義之市長は「思い出に残る夏の夜にしてください。今後も花火大会が続けられるよう、市として応援します」と述べた。

花火は、県立亀山高校吹奏楽部の演奏で開幕。夜空に色とりどりの花火が打ち上がると、「わあきれい」などの歓声や拍手が湧き起こった。母親と観覧した20代の女性は「昨年は見れなかったので、ことしは絶対見たいと思い来ました」といい、「間近で見る花火は迫力があり、大満足でした」と話していた。