三重県知事が新型コロナ感染の所感 公務復帰後初の会見、検温の徹底指示も

一見勝之知事は17日、新型コロナウイルスに感染してからの公務復帰後としては初の定例記者会見に臨み、自らの体験を踏まえて県職員らに朝と夜の検温を徹底するよう改めて依頼したことを明らかにした。

一見知事は「幸いなことに軽症だった。熱は2日間続いたが、さほどではなかった」と説明。療養中もウェブ会議に出席していたことなどから「公務に大きな滞りはなかったと思う」との認識を示した。

「体温は夜に上がり、朝に下がる。夜に体温を測らなかったら病院に行かなかったかもしれない」との体験から、検温などの体調管理を求める電子メールを10日付で全庁に送信したことも明かした。

一方、思い当たる感染経路はないと説明。「感染力が強い気がした」と振り返った上で「新型コロナに感染したら、なるべく早く診察を受けてもらいたい」と県民に呼びかけた。

一見知事は5日から熱があり、6日に応急診療所で検査を受けたところ陽性と判明。10日まで知事公舎で療養し、予定していた古田肇岐阜県知事との会議や尾上壽一紀北町長との「円卓対話」は延期した。