三重の街道の今昔まとめる 千枝氏が編集・出版、学芸員ら33人執筆

【「街道今昔 三重の街道をゆく」】

【津】千枝大志三重短期大学非常勤講師が編集した「街道今昔 三重の街道をゆく」がこのほど、風媒社(名古屋市中区)から出版された。A5判177ページ、税別1800円。

「東海の街道」シリーズの4冊目となる。学芸員や郷土史家ら33人が執筆している。

第1章「三重の主な街道」は東海道から熊野街道まで16項目あり、第2章「近世三重の城郭図・城下図を読み解く」では長島城から上野城まで9カ所を取り上げる。第3章「お伊勢参り小咄(ばなし)」は「舟を使った東からの伊勢参宮の道」「鉄道からみた伊勢参宮」など6話を載せ、最後の第4章「伊勢をめぐる〈参詣〉をデジタル化する」はブログ発信や撮影技法に触れている。

千枝氏は「本書を片手に名所旧跡巡りを楽しんでもらえれば」と呼びかけている。