児相など3人増員 三重県知事定例会見、女児死亡事件で

一見勝之三重県知事は17日の定例記者会見で、津市で母親(42)から暴行を受けた三女=当時(4つ)=が死亡した事件を受け、児童相談所などの職員を増やすと発表した。21日付で3人を増員する。

県によると、増員は北勢児童相談所と児童相談センターに1人ずつ、本庁の子ども福祉・虐待対策課に1人。3人とも他の部署から異動し、うちセンターの職員は児童福祉司の資格を持つ。

事件を受けた「当面の再発防止策」の実施するための増員。北勢児相やセンターの職員は保育園などに通っていない児童の確認、子ども福祉・虐待対策課の職員は児相の職員を対象とした研修を担当する。

一方、一見知事は記者会見で「増員は3人で終わりではない」と説明。「現場で意見を聞きたい。検証委員会からも人員体制強化の話は出ると思っている」などと述べ、増員の検討を続ける考えを示した。