ソフト全日本クラブ男子でV 津の三重ヴェルデウィン、県勢初

【前葉市長(右端)に優勝を報告した三重ヴェルデウィンの上田主将(右から2人目)、田儀監督(左端)ら=津市役所で】

7月29―31日に山形県で開催の第44回全日本クラブ男子ソフトボール選手権大会で津市のクラブチーム、三重ヴェルデウィンが初優勝した。全日本総合、全日本実業団と並ぶソフトボール国内男子3大大会で県勢の優勝は初。2021年三重とこわか国体に向けて各種団体の協力で結成、20年から国内最高峰リーグの日本リーグに参戦し、全国の強豪に揉まれる中でつかんだ初の全国タイトルで、関係者を喜ばせている。

東海地区など全国9地区の予選を勝ち抜くなどした32チームの頂点に立った。日本リーグのライバルチームとも戦いながら、昨年のワールドカップ・ニュージーランド大会出場の主戦左腕・河野拓郎投手らバッテリーを軸とした堅守で全5試合で失点1。打撃も振るい、河野とともにW杯代表入りの櫻庭佑輔内野手らの活躍で、5試合中4試合でコールド勝ちを納めた。

19、20日には今年秋の鹿児島国体の切符を懸けた東海ブロック大会が桑名市で予定され、選手らに気の休まる時間は無い。16日に本拠地の前葉泰幸・津市長へ優勝報告を行った主将の上田郁也捕手は「これまでなかなか勝ちきれずにいた中で1つタイトルを取れたことはうれしいがまだまだ大会は続く。しっかり戦い、鹿児島国体出場を目指したい」と話した。