海の生き物、背景に星空 桑名で画家寺本さんが初個展 三重

【作品を紹介する寺本さん(右)=桑名市東方のアートスペース美園で】

【桑名】三重県川越町豊田一色の画家、寺本幸加さん(25)が、桑名市東方のギャラリー「アートスペース美園」で初めての個展「深海(ふかうみ)の宇宙(そら)」を開いている。20日まで。時間は正午―午後6時(最終日は午後4時まで)。

寺本さんは川越町出身。名古屋芸術大学を卒業後、愛知県内の公立中学校2校で、非常勤講師として美術を教えている。名古屋・栄にあるギャラリーでスタッフとしても働き、複数の仕事をかけもちしながら創作活動に励んでいる。

大学時代に制作した作品から新作まで約120点をそろえた。油彩画をメインに手がけ、ウミガメ、シャチ、世界最大のエイ「マンタ」など海の生き物と、背景に星空を描いた。2年前から独学で始めた水墨画も紹介していて、金魚が生き生きと泳ぐ姿を描いている。

寺本さんは「海の生き物たちの絵をたくさん並べている。会場で水族館に来たような気分を味わってもらえたら」と話していた。問い合わせは同ギャラリー=電話090(4860)3014=へ。