武蔵野美術大OBが作品展示 三重県立美術館で「び・SAM展」

【武蔵野美大校友会三重支部の作品が並ぶ会場=津市大谷町の県立美術館県民ギャラリーで】

【津】武蔵野美術大学校友会三重支部(濱政敬能支部長、会員約250人)の年1回の作品展「第40回び・SAM展」が16日、津市大谷町の県立美術館県民ギャラリーで始まった。同大▽大学院▽短大▽通信教育―を卒業、修了した県在住の22人の絵画、工芸、写真など計63点を展示している。20日まで。入場無料。

県内のOBの発表と交流を目的に毎年この時期に開催し30―80代の男女が近作を出品。台風の影響で搬入がずれ初日は午後からの開催となった。

澄んだ水底に泳ぐ魚、窓の外を眺める女性、杉などの端材を組み合わせたスマートフォン用スピーカー、焼き物のオブジェなどそれぞれの個性が表現されている。

同支部によると、校友会の支部展は各地で催されているが途切れることなく40回続く支部は珍しいという。濱政支部長(68)は「よく途切れず続いた。それぞれにいい意味で作品が変化しているのがこの会の良さ。若い人にも参加してほしい」と話した。