地区の課題、住民ら提案 亀山市野登まち協

【野登地区の課題や要望など意見を出し合う参加者ら=亀山市両尾町の野登地区コミュニティセンターで】

【亀山】三重県亀山市野登地区まちづくり協議会(川合照道会長)は12日、同市両尾町の野登地区コミュニティセンターで、「つくろう!! わくわくタウン野登を!」と題して、「まちづくりサロンInののぼり」を開催した。

市が主催する、地域担い手研修を受講した「亀山ファシリテーターズ」の10人が進行役となり、同地区に住む小学生から大学生、大人ら計48人の参加者らは6班に分れ、人口減少や高齢化、耕作放棄地のほか、空き家の増加など現状の抱えている課題や、今後の野登地区に対する希望など意見を出し合った。

参加者からは「温泉を掘り当ててにぎわいにつなげる」「子どもたちが集う『居場所』がほしい」のほか、「公共交通のバスの本数を増やしてほしい」などの意見が出た。皆からの意見や案は、同協議会が検討し、次年度の事業に反映するという。

同協議会役員は「人口減少への歯止めや、活気のある住みやすい地区を目指し、自分らでできることから取り組みたい」と話していた。

同地区の人口は、令和3年(4月1日付)2012人で、10年前の平成24年(同)の2437人から毎年、減少している。