「灯おどり」で暑い夜楽しむ 亀山、納涼大会に1万5千人 三重

【ボンボリを手に持ち踊りを楽しむ市民ら=亀山市若山町の亀山公園芝生広場で】

【亀山】夏の風物詩「亀山市納涼大会」(同実行委員会・伊藤峰子会長)が11日夜、三重県亀山市若山町の亀山公園芝生広場一帯で四年ぶりに開催され、市内外から約1万5千人(主催者発表)が暑い夏の夜を楽しんだ。

【竹に模様を施した「竹あかり」=亀山市若山町の亀山公園で】

今年の同大会は、「あたたかな灯(あか)りと人々の輪」をテーマに、同広場の真ん中に設置した櫓(やぐら)の周りを、市民らがボンボリを手に持ち、三重、四重に囲み三味線の演奏に合わせ、市民総出の「亀山音頭」と「亀山小唄」の「灯(ひ)おどり」のほか、「石水渓音頭」「関ふれあい音頭」など踊った。一方、会場の一角では、伊賀市の「カナエリア」による、竹に模様を施した「竹あかり」と、亀山中学校2年生が制作した「竹燈籠(とうろう)」の展示に、多くの人が、「幻想的で奇麗」と言いながら写真を撮っていた。

また、市の文化大使に任命された、同市出身の俳優、葛山信吾さんが登場し、市民らの輪の中に入り、一緒に踊った。葛山さんは「小学生の頃踊った記憶があり、懐かしく楽しく踊りました」と話した。

伊藤会長は「4年ぶりとなったこともあり、これまで以上の市民の皆さんでにぎわい、楽しんでいただけた」と会場内を見守っていた。