キャッシュカードだまし取られる 亀山の70代男性

【亀山】三重県警亀山署は9日、亀山市内の70代男性がキャッシュカード七枚をだまし取られ、カードを使って計250万円が引き出される被害に遭ったと発表した。詐欺事件として捜査している。

同署によると、7日午後3時ごろ、男性宅に亀山署の警察官を名乗る男から電話で「警察で逮捕した者があなたのキャッシュカードの複製を持っていた。暗証番号を紙に書いておいて」などと言われ、通話中に男性宅に来た別の警察官を名乗る男らに指示されるまま、差し出したされた封筒にキャッシュカード7枚と暗証番号を書いた紙を入れた。印鑑を押すように言われた男性が印鑑を取りにその場を離れた隙に、トランプ7枚が入った封筒とすり替えられていた。

数時間後、不審に思った男性が別居する娘の助言を受けて、同署を訪れて発覚。五枚のキャッシュカードから県内のATM(現金自動預払機)で、それぞれ50万円ずつ、計250万円が引き出されていた。