無許可で産廃処理施設を設置 三重県が許可取り消し

無許可で産業廃棄物の処理設備を設けたとして、三重県は9日、松阪市伊勢寺町の産廃処理業者「中部環境技術センター」に対し、産廃の処分業や収集運般業などの許可を取り消す行政処分をした。

県によると、同社は伊勢寺工場内で廃油から水を分離する設備を県の許可を受けずに設置し、産廃として引き受けた廃油の処理に使用した。設備は平成2年から設置していた。

県が今年5月に実施した立ち入り検査で発覚。同社は県の聞き取りに「違法性の認識はあった。(許可のない設備の方が)処理の効率が良いので使っていた」と説明している。