「防災チェックサービス」提供 三井住友海上とMSA、参加呼びかけ

【防災チェックサービスへの参加を呼び掛ける早野支社長(右)と葛原会長=津市本町の伊勢新聞社で】

【津】三井住友海上火災保険と同社の代理店組織MSAは、関東大震災から100年の節目を迎えるにあたり、自然災害から命と生活を守ることをコンセプトとした「防災チェックサービス」の提供を始め、参加を呼びかけている。

同サービスは、独自に作成した防災チェックシートを活用。飲食料や防災グッズの準備、家族同士の安否確認方法、保険の加入状況など計14項目をチェックすると、その内容に応じた防災対策のポイントのアドバイスが受けられる。

また、同サービスの三重県内独自の取り組みとして、三重MSAでは「スマ保災害時ナビ」のアプリの無料提供を開始。地図やカメラによる避難所ガイドや災害情報の通知、安否登録機能などが搭載されており、災害発生時の支援として活用できる。

両者は、台風シーズンを迎え防災・減災意識が高まる9月までを同サービスの取り組み強化期間としており、サービスを利用した顧客への防災グッズの提供や、チェック件数に応じた被災地復旧、支援機関への寄付なども行っている。

三重MSAの葛原宏史会長は「経済的な損失の未然防止に取り組み、安心して暮らせる社会を目指す」、三井住友海上の早野能生三重支社長は「地域の安全のため両者で協力しながら普及啓発を進めていく」とそれぞれ話した。