13日「オズの魔法使い」本番に向け練習に熱 津・アルスプラザこども創造プロジェクト

【本番に向け稽古する出演者=津市久居東鷹跡町の市久居アルスプラザで】

【津】公募で選ばれた津市内外の児童生徒が出演するミュージカル「オズの魔法使い」が13日午後2時から、津市久居東鷹跡町の市久居アルスプラザときの風ホールである。津市を拠点に活動する演出家、鳴海康平氏の指導の下、小4―高2の18人が挑戦。本番間近となり連日の稽古に熱が入っている。

地域の芸術家の指導を受け創造力やコミュニケーション力、地域愛を育む同施設の「アルスこども創造プロジェクト」。一昨年は3日間のワークショップを行い、昨年から有料の公演を実施している。

今年の演目は児童文学の名作で、少女ドロシーがかかしやライオンと絆を深めながら旅をする物語。子どもたちは劇団の俳優や名古屋芸術大ミュージカルコースの学生と共に5月から練習を重ね、今月は毎日約四時間、歌やダンス、通し稽古を続けている。

昨年に続き2回目の参加で、今回はドロシーのおば役の三重大付属中1年、安藤彗さん(13)は「自分のキャラクターと違う役を演じるのは難しいけど、自分の違う面に気づけて驚きがある」、今年初めて参加する市立成美小6年の永井杏さん(11)は「長い時間の練習は大変だけど歌と踊りが好きなので楽しい。本番はミスのないようにやりたい」とそれぞれ話す。

鳴海氏は「主人公がいろんな経験をして大事なものを見つける話。参加する子たちも皆で作り上げる中で大切なものが見つかっている。きっと演技に反映されているのでそこを見てもらえたら」と話している。

チケットは全席指定で税込み1000円。問い合わせは同施設=電話059(253)4161=へ。