中森博文三重県議会議長は7日の定例記者会見で、議会インターンシップ実習生が京都大院公共政策教育部の中村翔太さん(22)に決まったと発表した。
県議会によると、中村さんは地域活性化の施策を研究している。「現場感覚を得て実効性のある政策提言ができるようになりたい」との思いで応募した。
中村さんは来月11日から同29日まで議会の取り組みや事務局の業務内容を聞き取るほか、議員らと意見交換する。実習を踏まえた意見発表にも臨む。
県議会は6月5日から同30日まで実習生を募集したが、応募がなかったことから先月27日まで募集期間を延長していた。応募は中村さんだけだった。
中森議長は会見で「中村さんの一助となるように実習を工夫したい。(働くなら)国家公務員より県庁が良いと思ってもらえるようにしたい」と述べた。
当初の応募がなかったことは、国の実習と実施時期が重なったことなどが理由だったと説明。「柔軟に対応ができるよう募集の方法を考えたい」と述べた。