三重県選抜の女子、少年男子V 鈴鹿で国体東海大会、全国出場へ

【少年男子 三重―静岡 シュートを狙う三重・庄山(2)=スポーツの杜鈴鹿水泳場で】

水球の国民体育大会第44回東海ブロック大会は4―6日、三重県鈴鹿市御薗町のスポーツの杜鈴鹿水泳場で東海4県の代表が参加して行われ、県勢は女子、少年男子がいずれも3戦全勝で優勝した。両部門で9月、鹿児島市鴨池公園水泳プールで行われる特別国民体育大会「燃ゆる感動かごしま国体」水球競技会に出場する。

【東海ブロック大会を連覇した女子県選抜=スポーツの杜鈴鹿水泳場で】

連覇の女子県選抜は愛知戦、静岡戦の2試合を延長ペナルティシュート戦の末に勝つ粘り強さも発揮した。本国体は、まずベスト4進出を目指すと言い、いなべ市出身で2021年の東京五輪代表の岩野夏帆(SMC税理士法人)は「(本国体に)三重県代表で出場するのは初めて。1戦1戦に集中したい」と闘志を燃やした。

5大会ぶり優勝の少年男子県選抜は、今年7月の東海高校総体で3年連続17度目の優勝を果たした四日市中央工高校の選手らで編成。高1の昨年U―16日本代表で世界選手権に出場した庄山優らを擁し、攻守で安定した試合運びを見せた。インターハイや全日本ジュニアで全国制覇を果たした同校だが国体の優勝はまだなく、四中工も率いる川口智央監督は「全国優勝を目指して頑張っていきたい」と話していた。

 県内で開かれている、国民体育大会第44回東海ブロック大会は今月佳境を迎え、22競技が行われる。秋に鹿児島県で開催の特別国民体育大会「燃ゆる感動かごしま国体」出場を懸けて東海4県の代表が熱戦を繰り広げる。