第105回全国高校野球選手権記念大会が6日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕した。7年ぶり3回目の出場の三重代表・いなべ総合学園など47都道府県代表49校による17日間の熱戦が始まった。
試合に先立ち行われた開会式では参加校が入場行進。今年夏からベンチ入り選手が18人から20人に増枠され、いなべ総合学園も堂上陸翔主将を先頭に20選手が堂々と球場内を行進した。
「中学3年生まで毎年父に連れてきてもらい観戦していた」と話す堂上主将は「観客席の上からは見てきたが、自分がグラウンドに立つと(球場が)大きく見えて、やっとここに来られたんだなという感じがしてうれしかった」。
大会第6日(11日)第1試合で予定されている沖縄尚学との初戦に向けては「非常に強いチームなので、チャレンジ精神を忘れずに、自分たちの粘り強い野球ができるように練習を重ねている。甲子園という大舞台でできることに感謝しながら試合に臨みたい」と話した。