不登校生徒の進路支援 亀山、説明会に保護者ら80人 三重

【各高校の関係者らから説明を聞く保護者(手前右側)ら=亀山市若山町の市社会福祉センターで】

【亀山】三重県亀山市川合町で不登校児童生徒の居場所「フリースペースかめっこ」を運営する「亀っ子サポート」(稲葉栄一理事長)は5日、同市若山町の市社会福祉センターで、不登校傾向の中学生とその保護者を対象に、「きめ細やかな支援のための進路(進学)説明会」を開いた。同市中学校長会と市教委が共催。

説明会には、中学生と保護者ら計80人が参加。通信制や定時制課程など県内の私立、公立高校計12校の校長や教諭が各班に分散し、教育への取り組みや学校生活の様子などを説明した。

同校長会の岡田健次会長は「不登校の子どもにとって、高校への進学に意欲はあるものの、情報が少なく、通えるのか不安を持っている」とし、「各高校の情報を聞き、将来への学びの一歩を踏み出すきっかけになれば」と話していた。

市教委によると、現在市内3中学校で、不登校生徒は30数人という。