松阪で移動スーパー マックスバリュ東海、買い物難民解消へ

【移動スーパー出発式でテープカットする作道社長(左から2人目)と竹上市長(同3人目)ら=松阪市川井町のマックスバリュ川井町店で】

【松阪】マックスバリュ東海(静岡県浜松市東区)は4日、三重県松阪市川井町のマックスバリュ川井町店を拠点に移動スーパー事業を開始した。同社にとって東海3県で初めてとなる。

移動スーパーは「お買い物の楽しさ」を届け、住民が集う「コミュニケーションの場」をつくる狙い。同社は昨年4月から静岡県で始め、浜松、静岡、富士、沼津、伊豆の国の各市で計8台が稼働している。

松阪市は「9号車」となる。川井町店から肉や魚、野菜など約500種類の商品を軽トラックに積み込み、週4日、同市嬉野地域を中心に一日14―17拠点を巡る。

川井町店で出発式を開き、作道政昭社長や竹上真人市長らがテープカットした。

作道社長は「次に何を持ってきてほしいか聞き手配してお役に立つ。地域に愛される努力をしていく」とあいさつした。

竹上真人市長は「お買い物難民の解消につながっていく。新たな地域づくりの第一歩」と期待した。

また同社と同市は「高齢者にやさしいまちづくりに関する協定」を結んだ。協定では移動スーパー活動時の高齢者の見守りを規定している。