内宮にクラフトビール奉納 風日祈祭に合わせ 伊勢

【クラフトビールを入れた木箱を担ぎ宇治橋を渡る参列者ら=伊勢市の伊勢神宮内宮で】

【伊勢】風雨の神に五穀豊穣(ほうじょう)を祈る伊勢神宮の祭典「風日祈祭(かざひのみさい)」に合わせ、3日、三重県伊勢市の伊勢神宮内宮に市内のクラフトビールブランド「伊勢角屋麦酒」のビールが奉納された。

内宮近くのおかげ横丁で同祭に合わせて開催するビアガーデンイベントを前に、伊勢角屋麦酒を醸造する「二軒茶屋餅角屋本店」と、おかげ横丁を運営する「伊勢福」が奉納した。

二軒茶屋餅角屋本店の鈴木成宗社長、伊勢福の濵田朋恵代表取締役をはじめ、両社の関係者18人が参列。看板銘柄「ペールエール」の瓶ビールなど14種、42本を木箱に入れて宇治橋を渡り、神楽殿へ納めた。

鈴木社長は「奉納は20年ぶりで、神様にごあいさつと報告をしたい。伊勢の名が付くビールで、伊勢の名を背負っているからには、世界に通用する恥ずかしくないものをつくり続けたい」と話した。

おかげ横丁では5日午後5時から、伊勢角屋麦酒を味わうビアガーデンが開催される。