赤塚充良氏が死去 赤塚植物園を創業、会長 91歳

【赤塚充良氏】

赤塚植物園グループ会長の赤塚充良(あかつか・みつお)氏が2日午前6時34分、老衰のため、津市高野尾町1868の3の自宅で死去した。91歳。同町出身。告別式は5日午後、津市内で近親者のみで執り行い、10月23日に同市でお別れの会を開く予定。喪主は長男耕一(こういち)氏。

元県園芸協会会長。昭和36年赤塚植物園を創業し、県を日本最大のサツキ産地にした立役者。動植物の機能を高める水の技術「FFCテクノロジー」を開発・普及し、健康飲料「FFCパイロゲン」を販売、全国に愛飲者を拡大して健康と環境改善を提唱した。農林水産祭園芸部門で天皇杯受賞。黄綬褒章、県民功労者表彰、叙勲・旭日双光章などを受けた。

平成17年の愛知万博では巨大緑化壁「バイオラング」に技術提供。地元を豊かにしたいと、同町の農産物直売所「高野尾花街道 朝津味(あさつみ)」開設に私財を投じたほか、中部国際空港開港に伴い津からの海上アクセスの高速船「カトレア」を津市に寄贈するなど地域に貢献した。