虚偽の移転登録を申請 三重県警、男2人を再逮捕

【津】不法滞在中の外国人に車両を提供するために虚偽の移転登録を申請したとして、三重県警津署や組織犯罪対策課などは2日、電磁的公正証書原本不実記録・同供用の疑いで、亀山市小下町、自動車販売業新田明敏容疑者(73)と、同市和田町、派遣社員大﨑仁容疑者(58)を再逮捕した。

また両容疑者から車両の提供を受けていたベトナム国籍で津市新町、解体作業員ハー・ゴック・トゥアン容疑者(24)を入管難民法違反(不法残留)の疑いで6月22日に逮捕したと発表した。

新田容疑者と大﨑容疑者の逮捕容疑は、共謀して、トゥアン容疑者が使用保管する乗用車を、大﨑容疑者が保管使用するよう見せかけた虚偽の移転登録を申請し、令和4年11月25日、中部運輸局三重陸運支局(津市)の登録官に自動車登録ファイルに記録させて供用した疑い。それぞれ容疑を認めている。

同署によると、新田、大﨑両容疑者は同様の手口で虚偽の移転登録を申請したとして、別件同容疑で7月13日に逮捕。その後の調べで容疑が浮上した。不法残留する外国人を対象に違法に自動車を販売していたとみて、引き続き余罪との関連を調べている。