畠さん油彩画展始まる 津の松菱美術画廊 三重

【作品を紹介する畠さん=津市東丸之内の松菱6階美術画廊で】

【津】三重県津市出身の作家、畠知良(ともみ)さん(39)=東京都小平市=の油彩画展「Bon voyage!」が2日、同市東丸之内の津松菱6階美術画廊で始まった。オリジナルのキャラクター「わた女」などを描いた大小の新作41点を展示販売している。7日まで。

畠さんは同市一志町出身で名古屋芸術大洋画コース卒。個展やグループ展で作品を発表し今春拠点を津市から東京に移した。昨年パリに3カ月滞在し海外の芸術家と交流しながら制作しており、今展はその体験をベースに制作している。

作品には、もこもことした綿帽子から足が生えた「わた女」や半熟卵から足が生えた「egg嬢」など軽やかでユーモアあるモチーフが登場する。「パリの教会」と題した作品は現地で印象的だったという教会の柵や彫刻を背景に、自由に飛び交うわた女を描いている。

畠さんは「特別なことではなく毎日がちょっとした旅だった。旅するように鑑賞していただけたら」と話した。