現代萬古作家の茶碗で呈茶 四日市の泗翠庵で始まる 三重

【現代萬古作家の茶わんが並ぶ立礼席=四日市市鵜の森の市茶室泗翠庵で】

【四日市】地元を代表する現代萬古作家26人の新作茶わん26点を展示し、好みの茶わんで呈茶する「萬古作家のお茶碗(わん)でお茶を楽しむ2023夏」(市文化まちづくり財団主催)が1日、三重県四日市市鵜の森の市茶室泗翠庵立礼席で始まった。一服500円(菓子付)、31日まで。月曜日は休み。
「萬古魚紋茶碗」や「平茶碗風船かずら」、「三島平茶碗」など、作家らの持ち味を生かした季節感あふれる作品が並ぶ。訪れた人は、お気に入りの茶わんを選び、四日市茶道教授連盟表千家流教授の金子宗香さんらのお点前でひとときの涼を楽しんでいた。

プラチナ彩流水紋茶碗を選んだ同市中川原の坂田八重さん(59)は「緊張感がふっと消える空間が大好き。好みの茶わんでいただき暑気払いになりました」と話していた。

13日午前10時からは、奈良市・鶴屋徳満の「御苑 曲水宴」で呈茶する「全国和菓子めぐり」(500円、限定40人、なくなり次第、通常の和菓子)がある。