看護の授業や白衣も体験 津の三重看護専門学校で高校生ら 三重

【生徒(左)にこつを教わりながら赤ちゃんの人形を抱く参加者=津市島崎町の三重看護専門学校で】

【津】津地区医師会が運営する津市島崎町の三重看護専門学校(今野信太郎校長)は29日、同校でオープンキャンパスを開いた。現役生による看護体験やアロマハンドマッサージなどがあり、事前に申し込んだ県内各地の高校生の親子ら計90人が参加した。

看護への関心を高め進路選択に役立ててもらおうと開催。参加者はカリキュラムや学生生活などの説明を聞いた後、1、2年生の案内で看護体験や白衣体験をした。

新生児の抱っこ体験では、生徒から「頭と股から手を入れて支えて」と助言を受け、実習用の人形をおそるおそる抱いた。アロママッサージの部屋では1対1で手のマッサージを受け、学校の雰囲気や通学の仕方など直接話を聞いていた。

2年続けて参加した暁高校3年の丸山日菜乃さん(17)は「昨年はコロナ禍でマッサージがなく、今年はあると聞いて来た。気持ち良く、直接話せて良かった」と感想を述べた。

第2回オープンキャンパスは8月6日午前10時―午後1時の予定で、参加希望者は同校ホームページの予約フォームから申し込む。設営を担当した2年の泉家茉依さん(20)は「高校生の時親身に対応してもらったのでここに入学した。今度は私たちが伝えられるといい」と話した。