三重ホンダヒートの選手が絵本の読み聞かせ 鈴鹿市立図書館で

【選手らの読み聞かせを聞く参加者ら=鈴鹿市飯野寺家町の市立図書館で】

【鈴鹿】三重県鈴鹿市飯野寺家町の市立図書館で26日、市を拠点に活動するラグビーの「三重ホンダヒート」の選手による絵本の読み聞かせイベントがあり、小学生以下の子どもとその保護者計66人が参加した。

広く市民の読書への関心を高めることを目的に、初開催。「大きな選手が絵本を読み聞かせる面白さが集客につながるのではないか」と同館がチームに依頼し、チーム側は地域貢献とチームのPRの一環として快諾した。

2回に分けて実施。集まった子どもたちの前で、小林亮太選手(32)と本村直樹選手(31)が、合いの手を入れたり、クイズを交えるなど子どもたちの気持ちをうまくつかみながら、「ぐりとぐら」「きんぎょがにげた」「ぼうしとったら」の大型絵本3冊を読み聞かせた。

そのほか、パスやタックル体験で子どもたちとふれあった。

二人の子どもと参加した中村咲子さん(43)=同市東市旭が丘4丁目=は「スポーツ選手ならではの感性で読み聞かせてくれたので、子どもたちも楽しんでいた。ラグビーのことはあまり知らなかったが、少し興味を持った」と話していた。