<高校野球三重大会>いなべ逆転勝ち 宇治山田商サヨナラ勝ち 決勝進出

【津田学園―いなべ総合 六回裏、逆転の2点適時三塁打を放ったいなべ総合・梨本=四日市球場で】

第105回全国高校野球選手権記念三重大会は大会第11日の25日、四日市市営霞ケ浦球場で準決勝2試合があり、いなべ総合学園と宇治山田商が決勝進出を決めた。

決勝は27日10時から、霞ケ浦球場であり、いなべ総合学園は7年ぶり3回目、宇治山田商は16年ぶり4回目の夏の甲子園を目指す。

いなべ総合学園は津田学園を9―4で下した。2点を追う六回、8番髙田陽聖、1番梨本梢太らの適時打で一挙4点を奪って逆転。髙田は六回から救援登板し、津田学園の反撃を封じた。

【津商―宇治山田商 七回裏2死一、二塁の好機で三振に倒れ悔しがる宇治山田商・前田=四日市球場で】

宇治山田商は延長十回、2死満塁からの押し出し四球で津商を3―2で退けた。無死一、二塁から攻撃を始めるタイブレークに突入した延長十回、7番田口琉冴が四球を選んで満塁に。9番伊藤大惺も四球を選び、三走小泉凪璃がサヨナラのホームを踏んだ。