谷川士清の偉業を学ぶ 津の旧宅や史跡で親子ら 三重

【参加者に反古塚の説明をする会員(左)=津市押加部町の谷川神社で】

【津】三重県の津市教育委員会は22日、市内で同市出身の国学者、谷川士清(ことすが)(1709―1776)の偉業を学ぶ「親子洞津谷川塾」を開いた。士清を顕彰するボランティア団体「谷川士清の会」が協力し、ゆかりの史跡などを紹介した。

参加者は士清の資料を展示する新町会館=新町=で同会製作の紙芝居を見た後、国指定史跡の谷川士清旧宅=八町=に移動し、士清が著した「日本書紀通証」や日本初の本格的な50音順の国語辞典「和訓栞(わくんのしおり)」などの展示を見学した。

士清を祭る谷川神社=押加部町=では境内の反古(ほご)塚で「後世に間違って伝わらないよう亡くなる前に下書きなどを埋めた。碑を立てたとき3日間ホタルが舞った」などと説明を受けた。

市政だよりを通じた募集に2組の応募があり当日は1組が参加した。