事故死は1人 夏の交通安全運動期間 負傷者107人

三重県警は21日、夏の交通安全県民運動(11―20日)中の事故状況を発表した。期間中の死亡事故件数と死者数は1件1人で、前年から1件1人減となった。

県警交通企画課によると、16日に津市内の県道のカーブ上でバイクと乗用車が正面衝突し、バイクを運転していた松阪市の男性=当時(47)=が死亡する事故があった。これを含む人身事故件数は、86件(対前年比25件増)で、負傷者数は107人(同31人増)だった。

また期間中の指導取り締まり件数は5233件(同318件増)で、速度超過が1369件(同457件増)が大きな割合を占めたほか、飲酒運転も34件(同7件増)と増えた。

今年に入ってから、バイクが絡む事故死者数は9人(同6人増)と増加。また期間中に中学生以下の子どもが巻き込まれる人身事故も増えているという。

同課の伊藤勝彦次長は「対策していた中での死亡事故は残念。梅雨も明けて夏休みに入り、外出の機会も増えることから事故への対策を呼びかけていきたい」と話していた。