東方金石書道篆刻研究会が作品展 いせトピア

【個性豊かな書や篆刻の作品が並ぶ会場=伊勢市黒瀬町のいせトピアで】

【伊勢】三重県伊勢市で活動する書と篆刻のサークル「東方金石書道篆刻(てんこく)研究会」の作品展が、同市黒瀬町のいせトピアで開かれている。23日まで。

市内近郊の30―80代の会員20人と、指導者で書家の高潤生さんが、新作を中心に119点を出展した。

書の作品では、行書や隷書など多様な書体で和歌や漢詩の一節を表した作品が並ぶ。自作したオリジナル書体の作品もある。

篆刻は、故事成語や漢詩を題材にした伝統的な作品のほか、本来漢字で表わす篆刻にかな文字を交えた「かな篆刻」の作品などを出展。伝統に現代風のアレンジを加えた個性あふれる作品がそろう。作品のイメージに合わせ、布や木材、和紙などを使って手作りした額装もユニーク。

代表の竹屋かおるさん(74)は「みんな楽しんで活動している。個性的でバラエティーにとんだ作品展を、多く人に見てもらえたら」と話していた。

22、23両日は、篆刻体験も開く(材料費が必要)。