介護士・保育士養成に奨学金 生保県協会が授与式

【得田会長(右端)から贈られた決定通知書を手にする奨学生=津市羽所町のアスト津で】

【津】三重県内の生命保険会社19社21支社で構成する生命保険協会県協会(会長・得田竜範日本生命津支社長)は21日、津市羽所町のアスト津で本年度の介護福祉士・保育士養成給付型奨学金の県内分授与式を開催した。

高齢者介護や子育て支援に関わる専門職養成を支援する目的で毎年給付型奨学金を支給している。指定校から推薦された最終学年の学生らから選び、年間24万円を給付する。

授与式では得田会長(51)が「高齢化社会における介護の担い手として、また待機児童解消に向けた保育の担い手として大きな期待が寄せられている。簡単な仕事ではないが初心と志を忘れることなく社会で活躍することを願う」とあいさつし、奨学生一人一人に決定通知書を手渡した。

ネパール出身でユマニテク医療福祉大学校のガレ・サラショティさん(24)は「日本に来て3年、学校の勉強と実習でいっぱいのことを学んだ。国家試験も頑張っていきたい。奨学金をもらって安心に勉強することができる」、鈴鹿大学短期大学部の浦葵衣さん(19)=名張市=は「主体的な子どもを育てられるよう勉学や実習を頑張る」とそれぞれ謝辞した。

そのほかの奨学生は次の皆さん。介護福祉士養成給付型奨学金=サワリナス・ジャニ・ニメシカ(ユマニテク医療福祉大学校)山本有希(四日市福祉専門学校)草深来奈(高田短期大学)