あすから「伊勢の匠展」 伊勢のおかげ横丁で、三重の伝統工芸を紹介

【伊勢和紙や伊勢根付を手にイベントをPRする中北会長(左)と根付職人の中川さん=伊勢市役所で】

【伊勢】伊勢を中心とした三重県の伝統工芸を紹介する「伊勢の匠(たくみ)展」が、22日―8月6日、伊勢市の伊勢神宮内宮前のおかげ横丁で開催される。夏休みに合わせ、職人に教わる日替わりの工作教室もある。

毎年恒例の催しで、26回目の開催。参宮土産で人気だった伊勢根付、神宮のお札にも使用される伊勢和紙、木目が美しい漆器伊勢春慶など20種類以上の伝統工芸品が展示、販売される。

職人が手ほどきする工作教室は、22日―8月27日までの週末を中心に開催。一刀彫りや木工細工、手すき和紙体験など日替わりで実施する。工作教室の予約はホームページで受け付けている。当日参加も可。

職人などでつくる「伊勢の匠会」の中北喜亮会長(37)は「この地域の伝統工芸が一堂に見られる機会。伝統工芸の良さと、職人の技を多く方に再認識してほしい」、根付職人の中川忠峰さん(76)は「子どもたちが伝統工芸に触れ、職人の仕事に少しでも興味を持ってくれたらうれしい」と来場を呼びかけている。

問い合わせはおかげ横丁=電話0596(23)8838=へ。