よりよい喫煙環境の実現を 津で連絡協議会、70人が意見交換 三重

【あいさつする福田会長(中央)=津市羽所町のホテルグリーンパーク津で】

【津】第21回「三重県喫煙環境を考える会」連絡協議会(会長・福田和義県たばこ販売協同組合理事長)が19日、津市羽所町のホテルグリーンパーク津であった。県内のたばこ販売業者、県議、市議、関係団体の代表ら計約70人が出席した。

喫煙者と非喫煙者の共存とよりよい喫煙環境の実現を目的に平成15年から開催。福田会長は「喫煙ルールが複雑化した改正健康増進法施行から約5年、公園や路上に喫煙難民が集中する皮肉な結果となっている。過度な喫煙規制は飲食店や商業施設に影響を与え観光客にも混乱を招く。たばこ税は地方財政を支える重要なもの。開かれた場での議論を願う」とあいさつした。

本年度の活動として、吸わない人に配慮した喫煙場所の確保や20歳未満喫煙防止キャンペーンなど5項目を承認。喫煙所の新しい形として、観光PRやアートとのコラボ、防災機能をプラスした他県の事例を紹介した。

4班に分かれての分科会では、たばこ税を活用した喫煙環境整備の実現について意見交換した。