森林コースを新設 多気町・VISON、バギーパークがリニューアル 三重

【森林コースを走るバギー「レンジャー」=多気町ヴィソンで】

【多気郡】三重県多気町の商業リゾート施設「VISON(ヴィソン)」は21日から、低圧タイヤのバギーでオフロード(不整地)を走行する「ホワイトハウスヴィレッジ・バギーパーク」をリニューアルオープンする。森林コースを新設し、馬力が強い新車両を導入した。

同パークは輸入車・自動車用品販売「ホワイトハウス」(名古屋市名東区本郷)が昨年4月に開業した。リニューアルのため場所を多気ヴィソンスマートインターチェンジ近くへ移転した。1周約500メートルのサーキットコースを5周する乗車プラン「スタンダードバギー」(税込み5800円)に加え、森林コースを先導車と3周する「アドベンチャーバギー」(同1万2千円)を設けた。

サーキットコースには並べた丸太を走踏したり、横から見ると台形の山を駆け上がるテーブルトップ、でこぼこ道などの障害がある。

【バギーパークのサーキットコース=多気町ヴィソンで】

森林コースはサーキットコース奥の谷を巡る。谷川を横切る「スプラッシュ(水しぶき)ポイント」や、尾根越えの「レッツ峠」がある。時速10―15キロで走り、コーナーリングやアップダウンを楽しめる。

これまでのバギー「RZR200」(2人乗り、排気量180㏄)15台の他、新たに「RANGER(レンジャー)」(3人乗り、同990㏄)1台を追加した。レンジャーは米国製で警察・消防・軍用車に使われている。

山本晴瑠奈店長は「オープンから一年たち、森や山の中を走りたいという声が多かった。体験が印象に残るようで、リピーターがいる」と話し、「雨の泥道を走り、どろんこになるのが楽しいという方もいる。ヴィソンに本草湯がある」と来場を呼びかけた。