鈴鹿の名産品自販機が稼働 都内で期間限定、市長とハイキングウォーキングがPR 三重

【ハイキングウォーキングの2人とともに販売商品の説明をする末松市長(中央)=鈴鹿市提供】

三重県鈴鹿市は19日、東京都渋谷区の商業施設「ヒカリエShinQs」に期間限定で自動販売機1台を設置し、市内の12事業者が取り扱う洋菓子や伝統工芸品などの商品12点の販売を始めた。販売価格は380円―4950円。期間は8月20日まで。

市と吉本興業、三十三フィナンシャルグループによる包括連携協定の取り組みの一環。

市の地域資源を生かした新たな市の名産品を首都圏で販売し、市のPR活動や販路拡大につなげるのが狙い。

今回は、これまでに14事業者が計19商品の開発を進めてきたうちの12社が参加。伊勢型紙協同組合の「伊勢型紙手ぬぐい」(1枚1980円)、ヤマザキファームの「作豚ジャーキー」(1袋千円)、クラフトアルマジロの「チタン・ミニマグ」(1個4950円)など、1商品ずつ出品する。

初日となるこの日は、設置場所の地下1階フロアでオープニングセレモニーがあり、末松則子市長は「鈴鹿市ではこれから8耐やF1が開催されるので、ぜひ来てほしい。また、自動販売機では市の名産がたくさん購入できる」とPR。鈴鹿PRサポーターで、吉本興業に所属するお笑いコンビ「ハイキングウォーキング」の2人とともに、販売する商品の紹介をした。

設置した自動販売機は商品販売のほかに、本体前面の映像表示画面を活用し、市のPR動画を上映する。

30代の女性購入客は「父親の実家が三重県なので、鈴鹿市の名産が東京で気軽に購入できるのはうれしい」と話していた。