フラメンコの魅力活写 玉城町で泊さん写真展

【フラメンコの魅力を切り取った作品が並ぶ会場=玉城町原の「摘み草かふぇ 陽光桜のかぜ」で】

【度会郡】三重県玉城町原の「摘み草かふぇ 陽光桜のかぜ」で、志摩市の写真家、泊正徳さんがフラメンコをテーマにした写真展「舞う」を開いている。31日まで。水曜日は休み。

泊さんは教員を退職後、本格的に写真を始めた。伊勢志摩の魅力を伝えようと、風景や伝統文化、祭りなどを撮影し、交流サイト(SNS)で発信。伊勢志摩から直線距離で200キロ以上離れた富士山を撮る写真家としても知られている。

以前に、スペイン村でフラメンコダンサーの情熱的で躍動感あふれる踊りを見て衝撃を受け、スペイン村の協力の下、ショーのリハーサルを撮り続けているという泊さん。同展には、今年2月に撮影した中から10点を選んで展示した。

シャッタースピードを遅くするなど撮影方法を工夫し、1枚の写真の中でフラメンコの「静」と「動」を表現。今回は情熱的な動きや躍動感だけでなく、女性ダンサーの柔らかいフォルムやしなやかさを切り取った作品も並ぶ。

泊さんは「新しい試みの作品も展示したので、フラメンコの魅力を感じてもらえれば」と話した。