窃盗罪で夫を追起訴 鈴鹿のブラジル女性強盗殺人 三重・津地検

三重県鈴鹿市でブラジル国籍の工員アイハラ・アルメイダ・ロゼリさん=当時(46)=が殺害された事件で、津地検は19日、強盗殺人罪で起訴された夫の四日市市小古曽東1丁目、トラック運転手プラテス・アルメイダ・デメルソン被告(49)を窃盗罪で追起訴した。

起訴状などによると、デメルソン被告はロゼリさんから強奪したキャッシング機能付きクレジットカードを使って現金を盗もうと、令和5年5月4日、岐阜県海津市内のコンビニ店ATM(現金自動預払機)を使って3回にわたって現金合計49万円を引き出して盗んだとしている。認否は明らかにしていない。

事件を巡っては、5月3日、ロゼリさんの首を刃物のような物で切りつけて死亡させ、財布など18点が入ったカバン1個(時価合計約4万7千円相当)を奪ったとして、デメルソン被告のほかに、長女のアイハラ・アルメイダ・キンベリ・カオリ被告(25)を強盗殺人ほう助罪、長女の内夫で無職ハコザキ・ルカス・ハルユキ被告(23)を強盗殺人罪で起訴している。