地元の海をきれいに 大紀町でビーチクリーンプロジェクト 親子ら27人がごみ拾い

【海岸のごみを拾う参加者ら=大紀町錦の向井ケ浜遊パークトロピカルガーデンで】

【度会郡】17日の海の日を前に、三重県の大紀町地域活性化協議会は15日、大紀町錦の海水浴場「向井ケ浜遊パークトロピカルガーデン」で、ビーチクリーンプロジェクトを実施した。町内の子どもや保護者ら27人が参加し、海岸のごみ拾いに取り組んだ。

子どもたちを中心に海への関心や好奇心を喚起し、海を未来に引き継ぐ活動の輪を広げることを目的に、日本財団が推進する「海と日本プロジェクト」の一環。同協議会が町内の子どもらに海洋環境の現状を知ってもらい、海を大切にする気持ちを持ってもらおうと実施した。

この日は地元の子どもらだけでなく、町外から海水浴場に来た親子も参加。ごみ袋を手に砂浜を歩き、流木やペットボトルなどを拾い集めた。終了後は、同町の地域活性化グループ「ISOMON6」が郷土食のへんば焼きを振る舞った。

錦小1年の石田旭君は「友達と一緒にごみを拾って楽しかった」、同1年の奧野宮生君は「ごみを拾ってきれいになったのでうれしかった」と話した。

今後は小型定置網漁業体験などを行う予定。